CD/DVDやハードディスクのドライブを認識しない
さて、いよいよ電源が入りました。ここからは、それ以降のトラブルシューティングです。
今回は、
CD/DVDやハードディスクのドライブを認識しない
場合について、トラブルシューティングを考えてみましょう。
電源オン!!、メモリチェックもOK・・・。だけど、ドライブのチェックで、ドライブが認識されない。
こんな状態なら、この記事が、トラブル解消の何かのヒントになるかもしれません。
CD/DVDやハードディスクのドライブを認識しない
これは、明らかにCD/DVDやハードディスクのドライブ側の接続ミス、設定ミス、あるいは初期不良(ケーブル断線を含む)によるものです。
以下の点について、チェックしてみましょう。
まずは、ケーブルがしっかり挿しこまれているかチェックしましょう
電源ケーブル、IDEケーブル、ATAケーブル、フロッピードライブケーブル、それぞれが、きちんと奥まで挿しこまれているか確認します。
特に、電源ケーブルは、非常に硬いです。これも、しっかり挿していないと電気をうまく流せなくてドライブを認識できないことがあります。
また、電源のケーブルは、1つのケーブルから複数のコネクターが出ています。
できる限り、ドライブ毎に別のケーブルのコネクターを使うようにしましょう。
特にPCの立ち上げ時は、同時にドライブが回りだしますから、大きな電気を必要とします。その時、同じ1つのケーブルから複数のドライブへ電気を供給する場合に、稀に不安定になることもあります。
IDEケーブルを使っている場合は、逆挿しにも気をつけましょう。
IDEケーブルの場合は、ケーブルに色が付いている側を1番ピンにあわせて接続します。
また、フロッピーディスクドライブの場合は、逆挿しするとドライブのアクセスランプが点灯したままになるので、すぐに確認できます。
IDEを使っている場合、マスター・スレーブが正しく設定されているかチェックしましょう
ハードディスク、CD/DVDドライブともにIDEを使っている場合、プライマリーIDEのマスターには、ハードディスクを、プライマリーIDEのスレーブにCD/DVDドライブを設定するのが一般的です。
また、セカンダリIDEを持つマザーボードなら、セカンダリIDEのマスターにCD/DVDドライブを設定するのも良いでしょう。
但し、プライマリーIDE、セカンダリIDEを同時走らせるとマザーボードが輻輳し、処理が遅くなると言われいます。
IDEのマスター、スレーブの設定は、ジャンパースイッチにて設定します。
このジャンパースイッチの設定の仕方は、それぞれのハードディスク、CD/DVDドライブによって異なります。
それぞれのパーツのどこかに設定の仕方が記載されているはずなので、それを確認して設定します。
マザーボードのBIOSの設定に誤りがないかチェックしよう
最近では、IDEは、外部のチップセットにてIDE接続を提供している場合も少なくありません。この場合、BIOSにてIDEを無効にすることもできます。
BISの設定を確認し、IDEが無効になっているなら、有効にして、再起動してみましょう。
ケーブルが断線していないかチェックしよう
非常に稀ですが、ケーブルが断線していることも考えれます。もし、余分に同種のケーブルがあれば、ケーブルを換えてみて試してみると良いかもしれません。
テスターがあれば、テスターで結線の確認をしましょう。
この失敗は、やらかしてしまうと非常に面倒です。いちいち、ジャンパースイッチのために、ハードディスクやCD/DVDドライブを、外して切り替えないといけません。
確かめ終えたら、もう一度、ハードディスクやCD/DVDドライブを固定しないといけません。
二度手間、三度手間になってしまいます。ハードディスクやCD/DVDドライブを固定する前に、ジャンパースイッチを、必ず、確認しましょう。
でも、最近はATAが多いので、この失敗からは、解放されそうですけどね。
まずは、チェックです!!