パソコンパーツ・メモリ選びのポイント
パソコンパーツ・マザーボード選びのポイント では、自作パソコンのマザーボード選びのポイントについてまとめてみました。
マザーボードが決まれば、対応しているメモリの規格が決まります。対応しているメモリ規格と同じ規格の安いメモリを購入すれば良いだけなのですが、多少、気にしておく必要がある点について、まとめておきます。
メモリの規格を知ろう
自作パソコンで使うメモリの規格についてまとめてみましょう。
DDRタイプ | ピン数 | 動作電圧 | チップ規格 | モジュール 規格 |
作動周波数 (MHz) |
実周波数 (MHz) |
転送速度 (GB/秒) |
DDR | DDR DIMM:184 pin DDR SO-DIMM:200 pin |
2.5 V | DDR200 | PC1600 | 200 | 100 | 1.600 |
DDR266 | PC2100 | 266 | 133 | 2.133 | |||
DDR333 | PC2700 | 333 | 167 | 2.667 | |||
DDR400 | PC3200 | 400 | 200 | 3.200 | |||
DDR466 | PC3700 | 466 | 233 | 3.733 | |||
DDR500 | PC4000 | 500 | 250 | 4.000 | |||
DDR533 | PC4200 | 533 | 267 | 4.267 | |||
DDR550 | PC4400 | 550 | 275 | 4.400 | |||
DDR2 | DDR2 DIMM:240 pin DDR2 SO-DIMM:200 pin |
1.8 V | DDR2-400 | PC2-3200 | 100 | 200 | 3.200 |
DDR2-533 | PC2-4200 | 133 | 266 | 4.267 | |||
DDR2-667 | PC2-5300 | 166 | 333 | 5.333 | |||
DDR2-800 | PC2-6400 | 200 | 400 | 6.400 | |||
DDR2-900 | PC2-7200 | 225 | 450 | 7.200 | |||
DDR2-1000 | PC2-8000 | 250 | 500 | 8.000 | |||
DDR2-1066 | PC2-8500 | 266 | 533 | 8.533 | |||
DDR2-1150 | PC2-9200 | 287 | 575 | 9.200 | |||
DDR2-1200 | PC2-9600 | 300 | 600 | 9.600 | |||
DDR3 | DDR3 DIMM:240 pin DDR3 SO-DIMM:204 pin |
1.5 V | DDR3-800 | PC3-6400 | 100 | 400 | 6.400 |
DDR3-1066 | PC3-8500 | 133 | 533 | 8.533 | |||
DDR3-1333 | PC3-10600 | 166 | 667 | 10.667 | |||
DDR3-1600 | PC3-12800 | 200 | 800 | 12.800 |
ここででてきるSO-DIMM は、Small Outline Dual In-line Memory Module の略で、DIMMの小型規格で、一般的にノートパソコンなどに用いられる規格です。
メモリ選びのポイント
まずマザーボードのメモリ規格に合わせる
先のメモリの規格があることは分かりました。マザーボードの仕様には、DIMM規格と対応チップ規格、モジュール規格が記載されているはずですので、
まずは、そこを確認しましょう。
例えば、以下のような記載があった場合、
Memory 2 x 240-pin DDR3 DIMM sockets Support up to 4GB of system memory Dual channel DDR3 1333/1066/800MHz architecture
DDR3 DIMM のチップ規格 DDR3-800 / DDR3-1066 / DDR3-1333 をサポートしています。最大搭載可能なメモリは 4GB までとなります。
また、2つ以上のスロットは、デュアルチャネル ( Dual channel ) に対応しています。
デュアルチャネル ( Dual channel ) に対応しているなら、同じ規格・同じ容量のメモリを二枚指すことで、高速化できます。
同じ規格・同じ容量のメモリを二枚で一つのメモリとして扱うことで、メモリのデータ転送速度を倍にする技術で、並列処理の一種です。
デュアルチャネルに対応している4枚以上メモリスロットがあるマザーボードの場合、2つ1組でメモリスロットは色分けされています。
同じ色に同じ規格・同じ容量のメモリを指すことでデュアルチャネルを活用することができます。
相性保障のある店舗・ネットショップで購入する
メモリがいやらしいのは、マザーボードとの相性があることです。
先にマザーボードの対応しているメモリ規格と同じメモリを挿しても動作してくれないことがあります。これが、よく言われている相性です。
そうした場合、店舗・ネットショップでは、相性による動作不良が発生した場合、無償(差額が発生する場合は支払う必要があります。)で別のメーカーのメモリに交換してくれる保障制度があります。
これを、相性保障などと呼ばれいます。
特に、扱ったことのないメーカーのメモリなどは、相性保障がある店舗・ネットショップで購入しましょう。
人気ランキングは、案外、的を外していません。リーズナブルで安定感のあるメモリがやっぱり上位に食い込みますね。メモリは、評価の高いものがおすすめ!! 安かろー、悪かろーは最悪です。
一度、チェックを!!