PCケースの前面の電源スイッチを入れてたらファンだけが回る(画面は真っ黒)
さて、PCケースの前面の電源スイッチを入れてもなにも反応がない からの続きで、電源まわりのトラブルシューティングです。
今回は、
PCケースの前面の電源スイッチを入れたらファンだけが回る
場合について、トラブルシューティングを考えてみましょう。
電源オン!!して、画面は真っ黒のまま。ただ、ファンは回るので、電源が入ったのは分かるんですけど、画面は真っ黒。
こんな状態なら、この記事が、トラブル解消の何かのヒントになるかもしれません。
PCケースの前面の電源スイッチを入れたらファンだけが回る
何か電源は、入ったのはわかるが、画面は、相変わらずの真っ黒。こんな状態なら、以下の項目をチェックしてみましょう。何かトラブル解消のきっかけになるかもしれません。
まずは、モニター(ディスプレイ)とPCとの接続ができているかチェックしましょう
モニター(ディスプレイ)とパソコンのマザーボードのビデオ端子(D-sub)が、正しく接続できているか確認します。
また、拡張スロットにビデオカードを挿している場合は、一旦、外して、マザーボードのビデオ端子(D-sub)と接続しましょう。
このようなトラブルは、何が原因からを一つ一つ確認していくことが大事です。
マザーボードとCPUの組合せに問題ないかチェックしよう
マザーボードの対応CPUを確認しましょう。
ソケットの形式が一致していても、必ずしも、CPUに対応しているとは限りません。
対応しているCPUに間違いがないかチェックしましょう。
マザーボードのマニュアルには、
CPU : Support AMD scokets AM3 processor(Phenom II,dual power plane) Max power, 95W(suggest)
CPU : * Supports Sockets 775. * Supports Intel Pentium 4 processor up to 3.8GHz.
などのような簡単な記載があると思います。
上記であれば、ソケットAM3に対応しているプロセッサー Phenom II と dual power plane に対応しているということになります。
下記であれば、ソケット775に対応しているプロセッサー Pentium 4 の最大動作周波数 3.8 GHzまで対応しているということになります。
いずれもマニュアルだけを見るとかなり限定されていますが、実際に各メーカーのホームページで対応している個別の全CPU名が記載されていますので、そこで確認した方が良いでしょう。
マザーボードのBIOSのバージョン、設定に誤りがないかチェックしよう
まず、BIOSが最新バージョンでないと動作しないようなCPUの場合があります。この場合は、まず、現在のBIOSでも動作するCPUに入れ替えて、一旦、動作させてた上で、BIOSのアップデートを行う必要があります。
その後、CPUを入れ替えて、電源を入れてみましょう。
上記のような場合でないとき、BIOSの設定を、一旦、リセットしてみましょう。
リセットの仕方は、ほとんどの場合、ジャンパーを設定して、数秒待つと、リセットされます。
あるいは、バックアップ用電池を、一旦、外してあげるとリセットできます。
リセットの後、電源を入れてみましょう。
CPUファンの電源が、マザーボードに正しく接続しているかをチェックしよう
CPUファン(CPU冷却クーラー)が回らないと、CPUを動作させないようなマザーボードもあります。
立ち上がり時のCPUは、高熱を発しますから、CPUファンが動作しないということは、CPUやマザーボードの障害にもなりかねません。
電源を入れて、CPUのファンが回っていないようなら、まずは、この点をチェックしてみてください。
同時にCPUの電源も確認しておきましょう。
電源容量は、十分足りているかチェックしよう
最後のチェック項目は、電源容量についてです。
必要な電源容量が、電源ユニットの許容量を超えている場合、このようなことが起こることがあります。
必要な電源容量を再計算してみて、電源ユニットの許容量と比較してみてください。電源ユニットの許容量の許容量を超えているようなら、拡張スロットなどを一時的に外して、許容電源容量内になるようにし、電源を入れてみてください。
必要な電源容量に関しては、 で説明している電源容量をご確認ください。
自作パソコンでは、
まず自分を疑うべし
これ、私の教訓です。
ほとんどの場合は、自分の接続ミスによるものです。
稀に初期不良もありますが、まずは、自分の作業を見直すことがトラブル解決の王道ですね。